導入までの背景と課題

過去の災害経験が導入の決め手に

帯広信用金庫 総務部 山崎副部長様帯広信用金庫 総務部 山崎副部長様

当金庫では災害発生時に送電線等のトラブルにより停電となり、営業の縮小や停止に追い込まれるなどの懸念があることから、業務を継続することができる体制の実効性確保に向けた取組みの一環として非常電源の導入を検討しておりました。
北海道内では平成24年11月に室蘭市や登別市を中心に暴風や猛吹雪による大規模な停電が発生し、復旧までに3日間を要しました。また、当金庫においても平成24年12月、送電線に倒木が接触したことから陸別町全域が停電となり、店舗営業に支障が生じました。
電源の喪失は住民の生活に大きな影響を及ぼすと同時に企業の事業継続に支障をきたすことから、突然の停電に備えるため非常電源の確保が重要と判断しました。

OFE-北海道を選定した理由

ATM保守経験の知見を活用した提案がマッチ

帯広信用金庫 総務部 山崎副部長様帯広信用金庫 総務部 山崎副部長様

当金庫にとっての「BCPとは何か?」と検討した時に、災害時にお客様が求めるものの最重要課題は「現金の引き出し」であると、ひとつの結論を導き出しました。
それを実現させるには、「ATMを停電時においても安定稼働させること」が、当金庫のBCP対策の中心になるだろうという結論に至りました。
様々な業者から非常用電源の提案を頂き検討を行っていたなか、オムロンフィールドエンジニアリング北海道株式会社(以下OFE北海道)の担当営業の方より「BCP対策でお困りごとはありませんか?」と声を掛けて頂きました。OFE北海道とは永年ATM関連でお付き合いをしている関係から、今回の提案に参加して頂くことになりました。
当金庫が非常電源に求めるものとして
 1.停電時に職員が関与しないシステムを構築する
 2.停電が長期間・断続的に及ぶ可能性を想定すると自家発電機が有効
 3.停電を検知したときには、自動で発電機が起動される
 4.職員による発電機のメンテナンスは行わない(ある程度自動化された発電機)
 5.停電による精密機器の誤作動が発生しない仕組みのシステムであること
 6.燃料はガソリン以外とする(ガソリンは備蓄が難しいため)
OFE北海道から当金庫の要望した事項に基づいて「BCP対策システム」をパッケージとして提案頂き、それが当金庫の目的とマッチしていたことと、普段の保守対応の実績から安心してお任せできると思ったことが決断した一番の理由になります。
今回導入した「BCP対策システム」の概要は以下の通りです。

「BCP対策システム」概要

金庫の目的に合わせてパッケージ化

導入システム施工内容
施工場所 帯広信用金庫 各店舗
施工内容 「BCP対策システム」
<構成>
・非常用発電機
・BCP制御システム
施工期間 約1週間(1店舗)
 

平常時

電力会社からの電気供給により、ATMは通常どおり安定稼働を維持します。

停電時

BCP制御システムにより停電を検知。
自動的に発電機が起動、対象の負荷(ATM)へ電気を供給し、平常時同様に安定稼働を継続します。 

導入効果

十勝のコミュニティバンクとしてお客さまへ安心を提供

地域社会からの理解と信頼を得るためにはお客さまに対する金融サービスはもちろん、いかに地域社会に貢献していけるかが重要であると考えております。今回の「BCP対策システム」導入により、停電発生時にはシステムが自動起動し、ATM及び周辺機器に電力が供給され、主要な取引が継続できます。また、このシステムは災害による停電が長期間に及んだ場合でも、安定して稼働出来るため、金融機関としてもお客様へ安心をご提供できることと思います。

新設した建屋内に非常用発電機を設置します。新設した建屋内に非常用発電機を設置します。

停電時はLED照明が点灯します。停電時はLED照明が点灯します。

停電時専用の非常用コンセントも設けております。停電時専用の非常用コンセントも設けております。

既設の車庫内へも設置可能です。※別途現地調査要。既設の車庫内へも設置可能です。※別途現地調査要。

今後の展望

投資対効果も鑑みた更なるエネルギーの確保へ

帯広信用金庫 総務部 山崎副部長様帯広信用金庫 総務部 山崎副部長様

近年では冬季の災害のみならず、暴風や竜巻といった災害の影響による停電も増えてきております。当金庫としても全ての店舗に非常用発電機を用いたBCP対策システムを導入することが一番理想的な方法になりますが、投資対効果の面では現実的には難しいことから、是非ともOFE北海道には非常用発電機を用いた今回のシステム以外の電源確保において、再生可能エネルギーや最先端の技術を活用した、当金庫の経営にもメリットがある提案を今後も期待しています。

ご要望事項の実現

帯広信用金庫様は、地震や風雪害等で停電を数多くご経験され、地域における一つの重要な役割である「金融サービスの安定供給」について最優先課題として取組まれ、その対策については独自のビジョンがございました。弊社の提案と帯広信用金庫様とのビジョンがマッチし、よりよいシステムを構築することが出来ました。
現在、コンパクトでリーズナブルなシステムとして、北海道内の金融機関様へ導入が増えています。
本システムが帯広信用金庫様の課題解決と社会貢献に繋がる形で導入出来ましたことに、ご支援とご協力を賜りました帯広信用金庫様には心より感謝申し上げます。 

オムロンフィールドエンジニアリング北海道株式会社
ソリューション営業課

オムロンフィールドエンジニアリング北海道株式会社 現場代理人 久保 博オムロンフィールドエンジニアリング北海道株式会社 現場代理人 久保 博

 このたび弊社が考案、ご提供した「BCP対策システム」は、道内初のシステムとして、帯広信用金庫様と共に綿密なお打合せのもと、問題無く完遂することができました。これもひとえに帯広信用金庫様のお力添えと、地域貢献への強い意志の表れと存じ上げます。
帯広信用金庫様は十勝地区において地域に密着した重要な金融機関であり、今回導入して頂きました「BCP対策システム」による非常時の電源確保は、地域貢献はもとより、金庫様の経営においても重要な位置づけとして課題認識されており、「ソーシャルニーズの創造」を掲げている弊社としても、そのお役に立てたことを大変嬉しく思います。 非常時にはATMの稼働や照明を得るため、電源の確保が不可欠です。こうしたニーズは社会全体で高まりつつあり、安全・安心が確保できる社会基盤を作ることは、日本の社会全体の課題として捉えております。
このような機会を与えて頂きました帯広信用金庫様には心より感謝を申し上げます。

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ソリューション営業課(札幌)

011-281-7779

平日9:00-17:00

お客さまプロフィール

企業名帯広信用金庫
創業大正5年5月26日
創立昭和26年10月22日
所在地北海道帯広市
事業内容信用金庫
URLhttp://www.shinkin.co.jp/obishin/新規ウィンドウを開きま
す

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