お客様と長期的なお付き合いができる環境に魅力を感じた

新卒で入ったサブコンで商業施設向け空調設備の施工管理を5年ほど担当した後、地域冷暖房設備（DHC／district heating and cooling）の設備管理会社に転職しました。その会社でも5年間働きましたが、管理業務がメインだったこともあり、次第に設備施工の仕事に戻りたい思いが募り、転職を考えるようになりました。

転職先としてファシリティマネジメント系を中心に複数の会社を検討しましたが、最終的には自分のスキル・経験の幅が広がるような仕事を手掛けられる環境があったOFEを選びました。元請けの立場でプロジェクトを担当するOFEは、お客様が抱える課題のヒアリングから解決策の提案、設計、施工、その後のアフターサービスまでをワンストップで提供できる会社です。そのため、自分が経験してきた空調設備系の施工管理を軸にしつつも、太陽光発電や蓄電池といった電気系分野の設計・施工にもチャレンジできると考えたのです。また、ゼネコンの指示を受けて設備の設計・施工を行うサブコンとは異なり、お客様とコミュニケーションが直接取れる立場で仕事ができるため、お客様のビジネスや課題を深く知った上で長いお付き合いができることにも魅力を感じました。

まったく経験がなかった太陽光発電設備の基本設計に挑戦

OFE入社直後から空調設備の実施設計と施工を2案件担当し、以降も主に空調設備関連の設計施工を担当していました。入社から2年ほど経ったタイミングで太陽光発電の基本設計を任せてもらいました。空調系の設計に関しては多少経験があったものの、電気系分野の設計についてはキャリア初となる挑戦であったため、最初は何もわからない状況からのスタートでした。業務手順についてはOFE社内の設計手順書を参照し、聞いたことのない専門用語が出てきた際には、その都度できる限り自分で調べることを心掛け、どうしてもわからない手順や用語については上司や先輩からアドバイスを受けました。「教えることを嫌がる人がいない」という部署の風土もあり、本当に手厚くフォローいただいたと思います。

前述のように私にとっては初めてのことばかりでしたが、上司や先輩のお力添えもあり、つい先日、担当していた基本設計の工程を完了することができました。社内の方々からは「初めての割には良くできているし、設計の精度も高い」と評価をいただけたこともあり、大きな充実感と達成感が得られました。

私が基本設計を担当した2社のお客様は、いずれも建材の製造工場を操業されており、電力需要に関するさまざまな課題を抱えています。今後も営業担当や施工担当と一体となり、末長くお客様の課題解決につながるような提案を続けていきたいと考えています。